お侍様 小劇場 extra
〜寵猫抄より

    “不思議ふしぎな大冒険? ”



     2


 売れっ子作家せんせいの島田さんチで、優しい家人の皆様に見守られ、それはやんちゃにお元気に暮らしておいでのワケあり仔猫。よそのお家の人からは、キャラメル色した毛並みもほわほかな、メインクーンという仔猫にしか見えないが。こちらのお宅の皆様には、どういう奇跡か、このおチビさんが人の子供として見えておいで。それも、綿毛のような柔らかさでその輪郭をけぶらせる、金色のくせっ毛をおつむに冠し、透けるような白さのおでこや頬に、瑞々しい緋色の唇は野ばらの蕾か。小っちゃなお手々に薄い肩も可憐な、とろけそうな笑顔が天使みたいな、そんな愛らしい男の子なものだから。当家の家計と諸管理という内政を預かる、賢くも働き者なおっ母様なぞ。坊やが“にぁんvv”と頬笑むだけで、萌えのあまり、その場に頽れ落…いやま・それはともかく。(笑)

  そんなだけでも十分に謎めきの存在。
  その背後には“もう一つの秘密”も抱えておいでの
  ワケあり過ぎな仔猫様。
  それだから招かれたものか、
  それとも 仔猫様もまた招かれた側なのか。
  当家には他にもあれこれと
  不思議や秘密がひそんでおいでで。

 これもその一つと数えていいものか。リビングから見渡せるお庭の一角、ツツジの茂みを足元に従えた、結構な枝振りのモクレンの木があるのだが。その根方には、実は実は。不思議な世界への入り口が開いており。幼い子供しか通れない通路をくぐると、まるで日本の原風景のような景色が広がる、それは長閑な山里へ至るとか。幼子しか行き来は出来ぬが、そちらの様子をデジカメへ収めることが出来ると気がつき、仔猫へ持たせたそれへと収録された画像から判ったのが。風景だけに留まらず、人々の暮らしぶりも文化風習も、やはり日本のちょこっと昔と同じらしいということ。あれこれ家電がない分、少しほど不便ではあるが、手間暇を掛けて得られるものの有り難さや、家族の協力と理解という、暖かさに満ちていて。殊に、小さい子供が 早く大人のお手伝いを任されたいと頑張っている様子なぞ、その健気さを伝え聞きしたこちらのおっ母様を、十分に萌えさせてしまったほど。(おいおい) そんな不思議な世界にはもう一つの奇跡も働いており、こちらでは家人にしか和子には見えない仔猫さんが、そちらでは写真にさえその姿で収まるほどだし、身にまとうものも相性がいいらしいと来て。小さな猫ではミニチュアなベストがせいぜいのはずなお召し物、そちらから譲っていただいた毛糸や反物を使っての手作りで増やせる喜びも増した七郎次さんだったりし。
 そんなこんなな行き来の中、一番に貴重で幸いだったのは、勿論、小さな久蔵のお友達が出来たこと。そちらの世界には当たり前の存在だという、猫耳や尻尾も持つ半猫の少年。奇しくもこちらの久蔵とよく似た…少ぉしお兄さんのキュウゾウくんが、こちらへ足を運んで来たのがそもそもの出会いの切っ掛け。久蔵の猫語も理解出来る身で、気立ても真っ直ぐな優しい頑張り屋さんというお兄さんへは、あっと言う間に懐いた久蔵。こちらへおいでなのを歓迎するばかりじゃあなく、誘われて遊びにも出掛けるし、そんなして野山を駆け回ることも大好きだけれど、それ以上に、優しいしっかり者のお兄さんが大々々好きで。

  ところが…そのお兄さんが、
  将来に向けての とある決意をした。

 そこもまた、こちらの世界とは微妙に、時代背景や価値観がずれている点だということか。正義正道が、残念ながら 意志の清さ強さだけでは通せぬ世情でもあるらしく。ならば…それらを護るための力も必要と。何物をも凌駕するためじゃあなく、大切な人やその人の矜持までもを守るため、そちらの世界の強い人、サムライになるのだと、同居するお武家に師事して刀の鍛練を始めたという。

 ところが、そうともなれば、
 集中しての鍛練ともなるため、
 以前のような頻繁なお越しは無理となり。

 そんなこんなのうちに冬を迎え、そうともなればますますのこと、雪深いカンナの村への道は閉ざされてしまうので。危ないから勝手に来てはいけないよと、固く禁じられてもいること。春までのお預けが始まってしまって…どのくらいとなるものか。

 《 キュウ兄ィニに逢いたいの。》

 悪戯をしても甘えても、にっこり微笑って ぎゅうしてくれた。シチもシマダもクロたんも大好きだけれど、キュウ兄ィニはもっと好きだのに。ずっと逢えないのは寂しいの…と思っていたらば。どんな偶然が重なったものか、

 お外は晴れてて足元は乾いてて、
 仔猫の力じゃ開けられないはずのサッシが開いた、
 お出掛け帰りだったのでブルゾンも出しっ放しだった、
 七郎次も勘兵衛も席を外していた…と。

 仔猫一人じゃ叶わぬ仕儀が ずらずらりと勢揃いし、まるで“おいでおいで”されてるように見えたので。

 《 兄ィちゃっ!》

 弟分のクロちゃんの声も振り切っての一直線。お庭へ駆け降りての一目散に、カンナ村へと続くモクレンの根方までを、そりゃあ素早く駆けてってしまったものだから。

 “…いかんな。”

 見た目は仔猫という条項も同じなら、実は…と 秘密裏に抱えているものがあるところもまったくのお揃いな相棒のクロちゃんが。日頃の仔猫の素振りを衒いなくの瞬時にして かなぐり捨てたほどの緊急突発事態と相成って。日頃はといえばの、久蔵の事情、本来は…大妖を一刀の下に斬り伏せる腕を持つ、練達の邪妖狩りだという素性なのだが。それもまた自身の強い咒力でもって、陽が暮れるまではと堅く封印しているそのままなので。

 “そんな身で
  右も左も白一色、
  物の匂いも塗り潰されていよう
  大雪の中へ飛び込んだりしたなら…。”

 あっと言う間に迷子となるは必定と、そこは切り替えも素早い、こちらも年輪重ねた大妖様。迷う間もあらばこその瞬時の英断、

 “吾が連れ帰ってくる。”

 そうとだけと言い残し、彼もまた寒空の下へと飛び出すと、そのままモクレンの根方を目指して駆けてった。


  ………というのが前章だったのですが。(長いぞ、相変わらず)



     ◇◇


樹齢何百年というほどもの代物であればともかく、
ごくごく標準の庭木で、
年に一度は剪定もしている、よくある中木。
なので、その幹はせいぜい、
2リットルペットボトルほどの太さのはずが。
空洞(うろ)さえ開いてはないそこへと飛び込めば、
堅い授皮への衝撃もないままのすんなりと、
その身が取り込まれてしまうから不思議。
内部はそれこそどこかの洞窟や鍾乳洞のような趣きで、
ひんやりとした闇が垂れ込め、
ところどころで青や緑の明るみが
ぽわりとぽりとぼんやり灯っている。
出口はなかなか見えないが、
意地悪にも曲がりくねっているでなし。
何より、
この先にあるものを知っている身には、
途中の景色なんて
どれほど寒々しかろうと
ほとんど気にもならないというもので。

 「みゃ、にゃうみゃっ。」

小さな仔猫だった久蔵、
もはや小さな坊やの姿へと変わっておいで。
それでもその駈けようはさして変わらずで、
小さなあんよをとてとてパタパタ、
当人としては懸命に振り動かして、
傍目からはデタラメに振り回してのまろぶよに。
ただただ前へ前へと一心に駆けている。
仔猫のままの方が素早かったかもしれないが、
坊やの姿だと その身の大きさが勝るので、
進みようにも大差は無いかも。
追っ手の側には
どちらにしてもそこだけは助かるものの、

 “吾が通れたのは、妖しだからだろうか。”

確か、幼い者しか通れぬ通路と訊いている。
年齢を経て身につける、計算高さや邪心がまずいのか、
その身が穢れてしまうのが障るのか…というのが、
神聖なる場所にまつわる、よくある禁忌。
だったら、自分もそして久蔵も、
人の子ではおっつかないほどの“年齢”を経ているのだが。

 “穢れだとて、関わりがない身ではないのだが。”

御主にあたる人間の“式”としてながら、
邪妖退治という格好ではあれ
人に仇なす存在を潰して来たのだから、
その残滓にまみれてもいようにね。
まま、その辺りの“どうして?”も今はさておき。
小さな久蔵の一途な気持ちをそのまま表しているかのような、
見るからに“一直線”の“まっしぐら”という駆けようへ。
こちらも遅れを取るまいぞとの頑張って、
一心に駆け駆け、食い下がっておいでのクロ殿で。
洞内のしんとした佇まいや薄暗さも何のその、
少し差をつけられている小さな兄貴分を見失ってはならぬと、
それへとだけ集中しての、風のように駆けて駆けて。
ともすれば、視野の中の相手の背中が
少しずつ大きくなってゆくのを感じるほどの
俊足を発揮してまで頑張ったところ、

 “………お。”

小さな背中のその向こう、
小さく仄かな明るみが見えて来て。
見えたと気づいたそのまんま、
するすると辺りを柔らかな明るさが広がってゆく。
ああこれは…と、クロ殿が思ったその通りであったようで、

 「にゃっ、にゃにゃっ!」

勿論のこと、
前方をゆく久蔵本人にもそんなゴールは見えている。
興奮したよに声を上げ、
少々遅れ始めていた駆け足も再び盛り返し、
あとちょっとだとの踏ん張りを発揮して、
先に飛び込んだは、
光満ちたる お隣の世界…だったのだが。


  「………………にゃ?」


薄暗い洞窟との明るさの落差が大きくて、
明るすぎるお外の目映さにあてられ、
最初のうちはただただ
“何だなんだ”と瞬きばかりを繰り返していたものの。
洞内でも少しずつ近づきつつ
馴染んでいたような取っ掛かりもあってのこと。
さして刻もかからぬうち、徐々に辺りが見えてくる。
予想がなかった訳ではないが、
そこはやっぱり雪ばかりが偉そうに居座っている空間で。
どうやらやっぱり今年も大雪であるらしく、
足元が埋まっていないのは
頭上にあたる梢が まずはと受け止めた分が少ないから。
ある意味、雑木林なため、葉の落ちた木もあってのこと、
鬱蒼とした茂りようにて蓋されてはないものの。
常緑の木も葉の落ちた木の梢も等しく、
重たげなボタ雪を積もらせている光景は圧巻だったし、

 「………みゅう〜〜〜。」

小鼻を風の中に立てるようにし、
くんくん・すんすんと周囲の匂いを嗅いでみたものの。
大量の雪に洗われたか、
それとも封をされた格好になっているものか。
少し前にでも通った人の気配も
はたまた生活の匂いとやらも、欠片ほどだって残ってはいない。
辺りの空気は
ただただ凍るように尖っての冴えているばかりで、
里のあろう方向さえ判らない。

 『こっちの祠から外を見て、でもね、
  雪が積もってるなって判ったら
  そのまま来た方へ真っ直ぐ戻るんだよ?』

キュウゾウとはそんな約束をし、
それはずっとずっと守られても来たこと。
目印もなく匂いも辿れずでは、
キュウゾウの住まいさえ見つけられはしないし、
このまま歩き出したところで、
どこがどこやら判らないまま、
結果として、迷子になるは必定…と。

 「…………。」

そこは久蔵坊や本人にも、何とはなく判っているようで。
祠の古びた格子戸からお外へは出たものの、
さあ、そこからどうしたものか。
何度か足を運んでいる土地だが、
そういえば、その殆どが
キュウゾウくんがお迎えに来てくれてのお運びばかり。

 「〜〜〜〜。」

別にお祭り騒ぎをしたいワケじゃないし、
キュウ兄ィニのお邪魔だってしたくはない。
ただお顔を見たかっただけなのに、
やっとぉのお稽古してるの
こっそり覗けたらそれでよかったのにね。
そしたら、
そのままおウチへ真っ直ぐ帰ろって思ってたのに。
お顔さえ見られないなんて…と、
さっきまで駆けっこで はあはあしてて
イッパイパイで苦しかったお胸が、
今度は別のツキツキで痛くなる。
お手々や頬っぺはカッカと熱いけど、
お胸は少しずつ、しゅんと冷えてくる。

 「  …っ、にゃうにゃあ〜〜〜〜っ!!!」

ここにいるよ、ねえ聞こえる?って。
癇癪起こしたみたいに大きな声で言ってみて、
でも、

 「…………。」

やっぱりお返事がないのは仕方がなくて。
真っ赤になったお鼻が
グシュグシュして来たのは寒いからかな。
目の回りはまだ熱いの。
でもなんか、よく見えなくなって来たの。
じわじわって何かが邪魔して歪んで見えるの。
どうしよ、帰らなきゃいけないかな。
頬っぺや背中、寒くなって来たしな。
シチが“お外に出たでしょ”って
困ったみたいなお顔になるのかな。
はぁく帰らなきゃ…………………あ?


  「あ、やっぱりだ。何でいるの、久蔵。」

   ……………………あ。/////////



がささと揺れた熊笹の茂みの横合いから、
お膝まで雪に沈ませながら、
それでもよいしょと頑張って出て来てくれた人影は。
稲わらを綯って作った蓑を着た、自分とよく似た色白な男の子。
そちらさんもまた、小鼻をちょっぴり赤くしていて、
随分とお外にいたらしいことが伺えて。
あまりにひょこりと出て来てくれたものだから、
一瞬、色んな感覚や動作や
お声までもが凍ってしまった久蔵だったけれど。

 「にゃにゃあ〜〜〜っ、にゃうにゃあ〜〜〜っ!!」
 「わっ、どした。ほら落ち着いて、久蔵。」

  向こうの勘兵衛や七郎次に何かあったの? 違うの?
  何かに追いかけられて洞に飛び込んじゃったの?
  え? それも違うの?

彼にしてみりゃあ、
何が何やら、ちいとも事情が見えていなかろに。
叱るより質すより先にと、
どうしたどうしたと宥めつつも、
自分へと飛びついて来た弟仔猫の
小さな背中や冷え始めている金の髪をよしよしと
撫でてあげてるお兄ちゃんであり。

 “うんうん。相変わらずにいい子だなぁ。”

下手に刺激してそのまま飛び出してってはいかんと、
出口まで辿り着いてはいたが、
そのままこちらは祠に留まり、
様子見をと、黙って見守っていたクロ殿も。
そんな微笑ましい様子に何とか安堵の吐息をついておれば、

 「キュウゾウ、一体どうした…、おや。」

そんな二人が、再会の感動と
ちょみっとの困惑とにまみれているところへ、
後から追いついたのが、
やはり簑姿をした こちらの世界の蓬髪の壮年殿。

 “おや…。”

デジカメで撮られた写真で、
姿だけは見たこともあった相手だが、
こうして直に目で見るのは初めての相手。
写真では、
まま似たような年格好と髪形ってだけだろうなんて
一瞥だけしてそう思っていたものの、

 “ほほぉ。”

そういえば、こちらの世界の彼は
精神的な心構えとか矜持とかいう次元に留まらぬ、
場合によってはその手で人を斬ることも厭わない、
生身本物の“侍”なのだと聞いてもおり。
そのせいだろうか、
ようよう練られた気を意志の底へと沈ませているのだろ、
生半可ではない重厚さを感じさせる存在感には、
初見だというに流し見だけでは済まされぬ
“何か”を感じられてしょうがない。
このような御仁が傍らにいるのであれば、
弱き者が理不尽な暴力に脅かされるような世界の中、
力に走りたい訳ではないながらも、
守るために強くなりたいという奮起をした
キュウゾウくんだった…というのも頷けるというもので。

 「…そうなんだ、俺に逢いに来てくれたの。」

途中から感極まったか
“え〜んえ〜ん”と泣き始めていた坊やを
ぎゅうと抱っこしてやり、

 「無茶するなぁ、久蔵は。」

逢えたのは俺も嬉しいけれど、
雪の中、こんな風に駆けつけられたのは、
今日だけの偶然なんだからね?と、
困った弟へ眉を下げて苦笑したキュウゾウくんで。
ああやっぱりいい子だなぁと、
クロ殿も格子戸の陰にて感慨深げに感じ入っておれば。
彼もまた、幼い子らの再会を微笑ましげに見遣っていた
こちらのカンベエ殿が、


  「小さい久蔵が
   つい我慢出来ずにやって来たのは判ったが、
   そこに隠れておるのは、ではどちらかな?」


そんな呼びかけをしたものだから。
すっかりと他人事を眺める傍観者でいた黒猫さんが
背条を震わせてしまったのも無理の無いこと。

 《 …っ!》

殊更の威嚇というような重々しい脅しの怖さこそなかったが、
逃れたり途惚けたりは許さぬとする、
鋭くも芯の強そうな語調なのは間違いなくて。

 “……………おぉお。”

さすが、もののふは違うと感じたクロ殿だったのは、
かつての遠い時代に、こういう存在と接した覚えがあったから。
今現在の御主も、あんな柔らかな時代には希有なほどの気丈夫だが、
それでもここまでの冴えは要らぬ。
もしも持ち合わせていたならば、
彼自身は元より周囲の人々も落ち着けないだろて。

 ………というよな ごちゃごちゃも、
 胸へ浮かんだは、ほんの刹那、瞬きの間のこと

こっちだってこの通廊を通って来た身だ、
久蔵が大妖に封した身のままであるのと同じよに、
小さな黒猫のまんまの身。
何だか様子が怪しい子だくらいは感じ取れたかもしれないが、
まずは問題なかろうと踏んで、
前脚で“きぃ”と格子戸を押し開けると、
その陰からちょこりとお顔を出しの、
一歩踏み出して“にゃあvv”と微笑って見せたところが……、


  「…………だ、だれ?」
  「にゃ、にゃにゃあうみゃあっ。」
  「小さい久蔵にも覚えのない御仁だというのか?」


   ………………………はい?


何を言い出す彼らなのだか、
こちらを見た上で、ザザザッと
そりゃあ大仰に後じさりをしたように見えたのが
意外だったクロ殿…だったが。

  「    あれ?」

ちょっと待ってくださいなと、
前足上げて“おいでおいで”とばかり
ちょいちょいと振って見ようとしかかって、

  その“手”が視野に入った。

手の甲と同じほどの長さの5本の指がすらりと備わりの、
毛皮も尖った爪も肉球もない、
そりゃあすんなりとした、人と同じ手と腕が、
お〜いと伸ばされていたものだから。



    あれぇ?






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 *はい、実はこっちをこそ書きたかったネタでして。
  カンナ村のキュウゾウくんと逢ってこそいるものの、
  カンナ村へは行ってないクロ殿、
  向こうの空気に触れたらどうなるのかなと思ったんですよね。
  どうなったかは、待て、次の章!(えー?)


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